タイに住んでから数か月すると、白いタオルがなんだかグレーっぽく変色してきたことに気が付きます。
この事情を調べてみるときちんと理由があり、これからタイに来られる方の参考になればと思い、まとめた記事となります。
事前にもっと情報を集めればよかったという後悔もありましたので、ぜひ読んでみてください。
もしもこの記事に立ち止まってくださった方が長期で欧州や中国に行かれる場合も同様のことがいえると思います。
タイの水は硬水
日本と異なり、タイはヨーロッパ諸国や中国のように『硬水』です。
硬水という理由から特に綿素材の白色のものは洗濯を繰り返していると、次第にグレーに変色してしまうそうです。繊維にミネラル分が付着するなどして、黒ずんむのだそう。また、硬水の水は洋服等も色落ちもしてきてしまうのだとか。
日本から持ってきたお気に入りのウチノのガーゼタオルや上高地で買った小梨ロッジのタオルも当初は本当に真っ白で超やわらかいものでしたが、言い方は少し良くありませんけれども色合いが雑巾風になりました(涙)
タイの在住の大先輩のお話によると30年以上前は現在よりもっと水質が悪く、洗濯機の中で水の石灰が固まってしまうので、それをお手伝いさんが剥がしてくれていたとか。
そして、現在は本当に水質が良くなったとお話されていました。
バンコクの浄水場に行きますとその水は普通に飲めるそうなのですが、やはり建物内の水道管の老朽化の問題もあり、水が日本のようにそのまま飲めないのもその理由の一つなのだとか。
その方が更におっしゃっていたのが、東京はお水がきれいなのにスーパーで買って飲む方が信じられないとお話されていました。
確かに東京は東京水と言って、水質がきれいでそのまま飲めることをアピールしていますよね。
それはハワイにお住いの方もおっしゃっていましたが、多くのコンドミニアムが50年選手となり、他の箇所は補修できても配管だけは難しいという、それと同じなんでしょうね。
タオルやTシャツは何色がオススメ?
タイの水はお湯側に蛇口をひねらなくてもいつも生ぬるく、お湯をだしているのかと勘違いすると気があります。
硬水であるであることプラス、この水温のせいもあるのか、洗った洗濯物がなんだか色落ちするような感じも受けます。それは友人も同じことを言っていました。
タオルやTシャツは白ではない方がオススメです。
本当にお気に入りの白の洋服等は、現地の日本のクリーニング業者を上手に使うと良いと思います。
バンコクには日本のクリーニング店「喜久屋(キクヤ)」と「白屋 clean Lab」があります。
我が家は現地のスーパーで購入した花王の色柄もの用漂白剤を使用していますが、これを使うと白いタオルが次第に回復するような気がしますが、日本のようにはいかないのが現実です。
どんなスーパーでも30バーツ(120円)ほどで購入できます。
また、こちらの商品もオススメです。「Vanish」という洗剤があり、白は無地の白Tシャツ、ピンクは色柄もの用。
日常の黄ばみや灰色のくすみも落とせます。でも時間がかかるので現実はあまりやっていません。
洗濯洗剤や柔軟剤は詰め替えが多い?
はい、そうなんです。
タイで販売されている液体洗剤や柔軟剤は何故か詰め替えタイプばかりなのです。
どこに行けば本体が買えるのか、実はあまり見たことがありません。
日本のアタック液体洗剤のプッシュ式の空ボトルなどがあると使いやすいかもしれませんので、これからタイに来られる方はお持ちになられると良いと思います。
洗剤や柔軟剤の香りはキツイ?
日本よりだいぶ香りはキツイと思います。その理由は湿気による生乾き問題もあるのだと感じます。
私はキツイ香りが苦手でいろいろと使う中で、好みのさりげない香りのものを見つけることができました。
家事の中で洗濯が一番好きな私(但し干すまでの達成感までですが…)。
干す際は洗濯物の両端を持ってパンと一振りして広げてからハンガーに干す。特にタオルは繊維が刺激により広がるのでゴワツキ感を防げます。また、各洗濯物の間は一定の距離を取ることで生乾きを防ぐことができます。更に扇風機を当てるとなおよし!
エマールのようなおしゃれ洗い洗剤はあるの?
上手く見つけられていませんが、友人がこちらを教えてくれました。下着洗い用の洗剤がデリケート用としてあるのでこちらを使うのがオススメのようです。
日本から持ってきた洗剤は?
日本から持ってきた洗剤は日本の軟水用に作られているのでタイでは適していないようです。
したがって現地で洗剤は購入した方がよいそうです。でも硬水なのでタイで買った洗剤も泡立ちがあまり良くないです。
最初の頃は洗濯機を開けて観察していましたが、それでOKなんだそうです。
洗濯物を干す時のオススメの方法
洗剤のメーカー、ライオンの研究員の方がテレビで以前、このようにおっしゃっていました。
『洗濯物は5時間が経過すると匂いがかわって異臭を放つようになるので、この時間までに乾かすことが重要』
部屋干しの際は扇風機を上手に活用することで生乾き臭を防ぐことができるそうです。
バンコクの外干しはいろいろな面で大変なことがありますので、このよう工夫をしながら部屋干しをして清潔にくらしております。
バンコクでも乾燥機付きの洗濯機を多く取り扱う物件はありますが、性能があまり良くないのでなかなか乾かないですよね。
まとめ
とにかくこれから中長期でタイに来られる方は白いタオルと白いTシャツはおススメしません。
また、洗剤や柔軟剤は詰め替えがほとんどですので、日本から何かボトルや軽量カップがあると便利です。(こちらでそれを買おうと思うと意外と高額です)
タイのホテルで白いタオルを提供する施設はどんな漂白剤を使っているのか、あれだけの白さを保つにはかなり何かの方法があるのだと思います。
プロだと洗剤も違うんでしょうね。
タイで買えるとてもオススメのタオルがありますので関連記事に掲載します。
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