こんにちは、皆さん!
現在、バンコクにリタイアメントビザで住んでおります、プル子と申します!
ところで皆さんはタイの伝統的なデザート「カオニャオ・マムアン(Mango Sticky Rice)」をご存じでしょうか?
私は最近、インスタグラムのストーリにこのデザートを何気なく投稿したのですが、思いがけず多くの質問をいただきました。
タイではお馴染みのカオニャオ・マムアンですが、その美味しさや魅力がまだ多くの方に知られていないことに気づき驚きました。
それならばと思い、今日はこのタイを代表するデザートについて、詳しくブログでご紹介しようと思います。
名店もご紹介しますので、ぜひ最後までお楽しみください!
カオニャオ・マムアンとは?
カオニャオ・マムアン(Mango Sticky Rice)は、タイの伝統的なデザートで、日本語に訳すと「マンゴーともち米」となります。
マンゴースティッキーライスと英語で呼ばれる方が日常的な感じで、Sticky Rice(ステッキーライス)とは英語でもち米の意味です。
タイ料理を代表するデザートの一つであり、現地の人々だけでなく観光客にも広く愛されています。
私は、カオニャオ・マムアンをタイの「和菓子」のような存在だと感じています。
このデザートは、タイ特有の粘り気のあるもち米(カオニャオ)と、熟した甘いマンゴー(マムアン)を組み合わせ、そこにココナッツミルクをかけて食べるものです。
その甘さとクリーミーな味わいが、シンプルながらも絶妙なバランスを生み出しているのです。
カオニャオ・マムアンは通常、常温で提供されます。
もち米は温かいか常温で、マンゴーも同様に常温であることが多いですが、冷やされたマンゴーが使われることもあります。
ココナッツミルクは温かい状態でもち米の上にかけられるのが一般的です。
温かいもち米と冷たいマンゴーの組み合わせが、食べる際の温度差を楽しめる一つの魅力となっています。
また、ココナッツミルクにはほのかな塩味があり、それがもち米とマンゴーの甘さを引き立てるポイントです。
お店によって少しずつ異なる味わいが楽しめるのも、このデザートの面白さの一つです。
日本では、生のマンゴーは高価で手に入りにくいこともあり、タイ料理屋さんでもカオニャオ・マムアンを見かける機会は少ないかもしれません。
それだけに、タイで本場のカオニャオ・マムアンを味わうことは特別な体験となると思います!
作り方
【簡単な作り方】
充分に浸水させたもち米を蒸し、温めたココナッツミルク、塩、砂糖を加えて混ぜます。
熟したマンゴーをスライスし、もち米と一緒にお皿に盛り付けます。
仕上げに、甘く作ったココナッツミルクをかけ、炒った緑豆やゴマ、ピーナッツをトッピングすれば完成です。
※色付きのもち米は楽しい演出!
黒もち米や天然の色素を使った色付きもち米も楽しめます。
例えば、パンダンリーフの緑、バタフライピーの青、ターメリックやマンゴーの黄、ローゼルのピンクなどがあります。
これらの色付きもち米は、全て天然の色素で色づけたもので、見た目も華やかで特別な場面にもぴったりです。
写真は催事の際にあまりにもキレイで撮影した準備途中のもので、これから横にスライスマンゴが添えられていきます。
美しくて本当に惚れ惚れしませんか?
色がついているもち米ですが、ココナッツソースをかけるので基本、ココナッツ味になるとお思いください。
でもそれぞれの香りはします。
今回購入した場所
散歩しながら、バンコクのトンローエリアまで足を運びました。
目的地は、BTSトンロー駅前にある、日本人駐在員の間でも超有名な名店、メーワリー(Mae Varee)。
ここで、カオニャオ・マムアンを購入しました。
このお店は、テイクアウトのみで価格は180バーツ。
いつもお客様で賑わっており、その人気ぶりが伺えます。
もともとはフルーツ店だったそうですが、現在ではもち米マンゴーの専門店として知られています。(創業は長く30年以上)
メーワリーでは、厳選されたマンゴーとともに、質の良いチェンライ産のもち米を使用することにこだわっているそうです。
私が訪れたのは夕食後の時間帯で、大きな銀色の容器には既にもち米が少なくなっていましたが、そこからタッパーにどんどんもち米を詰め、スライスされたマンゴーと一緒に提供してくれました。
また、横には甘いココナッツソースと、カリカリに炒った緑豆のトッピングをビニール袋に入れて用意されてます。
このトッピングが、もち米とマンゴーの甘さを引き立てるポイントです。
店員さんがマンゴーを手早くスライスしています。
写真を撮った後に見返してみると、厨房の上にかわいいぬいぐるみのような犬がちょこんと座っているのを発見しました。
その愛らしさに思わずほっこりしましたが、「あれ、ここはお昼寝場所じゃないよね?」と少し心配にもなりました。
タイの自由な雰囲気の一コマとして楽しみつつ、次回はもう少しだけ場所を選んでくれると嬉しいな…なんて思ったりしました。
味の良さに加え、白もち米だけでなく、パンダン(バイトゥーイ)で色付けした緑や、バタフライピー(アンチャン)で色付けした水色など、カラフルなもち米も人気の理由です。
私が買ってきたときは白のもち米ですが、調理した時間帯によって変わるのかもしれません。
このお店では、カオトムマット(バナナの葉で包んだ甘いもち米)などのタイ菓子も扱っており、奥にはアイスクリームやキャンディーも販売していました。
トンローに行った際には、ぜひ立ち寄りたい名店です。
まさに、今日食べてもOKという熟し方のマンゴーが様々な金額帯のもので用意されていて、さすがは元フルーツ店であることがよくわかります。
この日は今が旬のドリアンもありました。
タイの方はマンゴは糖分がありすぎてあまり頻繁には食べないとも聞いたことがありますが、真実はどうでしょうか?
実食とその感想は?
こちらの写真が実際のメーワリー(Mae Varee)で購入したカオニャオ・マムアンです。
ココナッツソースは甘さ控えめで、とても良いバランスでした。
マンゴーは非常に熟しており、全体としてちょうど良い甘さにまとまっていました。
マンゴーの一部は物凄く熟して柔らかく、まるでマンゴープリンを食べているかのような食感を楽しめました!
マンゴーの上にかかっているのは、カリカリに炒った緑豆のトッピングで、これがまたいいアクセントなんです!
様々なお店のカオニャオマムアン
私はいつものタイ旅行の最後に、バンコクのスワンナプーム空港でカオニャオ・マムアンを必ず購入し、心からの寂しさを感じながら食べていました。
今回ご紹介したメーワリー(Mae Varee)は空港の高い免税店のお土産屋さんと同じ価格(180バーツ)ですが、有名店ですので少し高価に感じるかもしれませんが、一度お試しください。
バンコクには街中にもっと安価で楽しめる場所もたくさんありますし、屋台、フードコート、モールやデパート、スーパーなどで購入でき、レストランやカフェでも提供しているとこともあります。
素敵なスパに行くと施術後の一休みにお茶と一緒に提供させることもあります。
過去の写真を少し投稿してみますので、様々なタイプの違いをお楽しみください!
こちらはスワンナプーム空港で購入したカオニャオ・マムアンです。
スパの後に提供されたもの。バタフライピーで着色された青いもち米は美しい!
こちらは街中の屋台の様子(80バーツ)
こちらも屋台(70バーツ)
激安フードコートは35バーツからありました。
最後の写真は珍しくて、右側はジャックフルーツにもち米が挟まれている物。右側はマンゴーです。
こんな楽しいものにも出会えれば食べてみてくださいね!
カフェのメニューだともっと高いですね。いろいろな場所で食べられますよ!
まとめ
インスタのストーリーにカオニャオ・マムアンを投稿したところ、「カオニャオ・マムアンはおかずなの?」という質問をいただきましたが、これはデザートとして楽しみます。
タイではもち米(カオニャオ)は、主にデザートやスナックとして楽しむことが多く、特にカオニャオ・マムアンのように甘く調理されることが一般的です。
また、「タイの方も日本のようにもち米を食べるんだね!」というコメントもいただき面白かったです。
日本のもち米は、主にお餅などの料理に使われるのに対し、タイではもち米はスイーツや軽食、タイの北の方ではおかずと一緒にもち米を食べます。
私は食事の時にもち米を食べるのが大好きですが、バンコクはそれがメジャーではないので用意もなく、それが少し残念です。
このように、タイと日本のもち米文化には少し違いがありますが、どちらもその土地で愛されていることは共通しています。
ぜひ、タイに旅行でお越しの際はもち米文化も楽しんでみてくださいね!
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