こんにちは、皆さん!
現在、バンコクにリタイアメントビザで住んでおります、プル子と申します!
8月12日はタイの母の日で祝日でした。
タイでは、1976年からシリキット王太后の誕生日である8月12日を「母の日(ワン・メー)」に定め、祝日としています。
シリキット大后は、国民から「お父さん」と慕われたプミポン前国王の奥様。
大妃の誕生日が「母の日」となるのは納得で、タイ全土で母親に感謝の気持ちを伝える日として、お祝いされているんですよ。
日本では母の日といえば5月の第2日曜日で、カーネーションを贈るのが定番ですよね。
でも、タイではちょっと違った習慣があるんです。
この日、タイの人たちが母親に贈る花は、なんとジャスミンなんです!
私はこれを知らなくて驚きました。
ジャスミンは純粋さと母の愛を象徴する花で、その甘い香りは多くのタイの人々にとって、母親の愛情を思い起こさせるものだったり、母親の純粋で永遠の愛とされるものなんだそうです。
特に「プアンマライ」と呼ばれる花輪には、ジャスミンがよく使われていて、母親へのプレゼントとしてとても人気があり、手作りされることが多く、その美しさと香りが母への感謝の気持ちを表すのにぴったりなんですね。
また、フラワーショップやスーパーに行くとジャスミンの鉢植えの販売がありました。
このタイの母の日の習慣を初めて知ったときは、私もびっくりしました。
日本ではカーネーションが主流で、母の日にジャスミンを贈るという発想はあまりありませんから。
また、この日は『水色の日』とも呼ばれ、プレゼントを水色でラッピングしてお祝いするのが一般的だそうです。
でも、よく考えてみると、私自身もジャスミンに特別な思い出があるんです。
東京で長年、ジャスミンを育ててきたので、毎年夏の夕方になるとベランダに甘い香りが漂って、それが私にとって夏の象徴になっていました。
ジャスミンの香りに包まれた夏の日々は、今でも私の心に残る大切な思い出です。
タイの母の日にジャスミンが贈られるという習慣を知ったことで、私にとってジャスミンがさらに特別な存在になりました。
異国の文化の中で、私にもなじみのある花が母の愛と結びついていることを知って、心がとても温かくなりました。
こちらの写真は東京の自宅のベランダで育てていた満開のジャスミンです。今と同じ時期の8月でした!
ちなみに「父の日」はプミポン前国王の誕生日の12月5日でこちらも祝日となっております。
こちらにプチ移住していなければ知り得なかったタイの文化なので、思い出として皆さんとシェアさせていただきました。
いつか、この時期にタイを訪れる機会があれば、お世話になったお母さんのような存在の方に、ジャスミンをプレゼントしてみてはいかがでしょうか?
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