【バンコク生活の11月の振り返り】乾季のバンコクで楽しむロイクラトン体験とクリスマスムードの到来

こんにちは、バンコクにプチ移住中のプル子です!

気づけばもう2024年も最後の月、12月ですね。本当に一年があっという間です。

バンコクは今、乾季の真っ只中で、一年で最も過ごしやすい気候!

日中はほどよく暖かく、朝晩はほんのり涼しさを感じられて、ついつい外に出かけたくなってしまいます。

今年の雨季が明けたのは2024年10月29日(火)でした。

タイ気象局が正式に「乾季(冬)の始まり」を発表しましたが、11月に入ってすぐの数日間、まるでスコールのような激しい雨が長時間降った日が2日ほどありました。

そのときは「本当に雨季が終わったの?」と心配になりましたが、その後はピタッと雨が止み、いよいよ乾季らしい爽やかな季節が訪れています。

そんな乾季のバンコクですが、11月といえばロイクラトンという美しい伝統イベントが欠かせません。

今年は初めてバンコクでロイクラトンを体験することができました!

また、11月から街が一気にクリスマスムードに染まる様子も感じられて、こちらもとても印象的でした。

今回は、私が体験したバンコクでの初ロイクラトンの思い出と、この時期ならではの華やかなクリスマスの雰囲気についてお話ししたいと思います。

どうぞ最後までお付き合いください。

目次

バンコク・ベンジャシリ公園でのロイクラトンの様子

まず「ロイクラトンとは?

タイの伝統行事、ロイクラトンは、水の女神「プラメーカー」をたたえ、11月の満月に合わせて感謝を捧げる日と言われているそうです。

この日、人々はバナナの葉や花でできたクラトン(灯籠)を作り、それを水に流すのが習慣ですが、イベントを行う公園の周りやスーパー、お花屋さんなどで簡単に購入することが可能です。

バンコクでは水辺のある各公園や川沿いで多くの人が集まり、祈りと願いを込めてクラトンを浮かべます。

ベンジャシリ公園のロイクラトン

ベンジャシリ公園は、自宅の近くにある私のお気に入りの公園です。

普段はのんびりとした雰囲気ですが、ロイクラトンの日は一転して、華やかさに満ちあふれていました!

公園の前の通りには色とりどりのクラトンが並び、それぞれ手作りの温かみが感じられる素敵なものばかり。

バナナの幹を土台に花や葉で丁寧に飾られたクラトンが次々と売れていく光景を見ているだけで、なんだかワクワクしてきます。

お花好きな私は、通りに並ぶすべての露店をじっくり見て回りました!

どのお店も個性豊かなクラトンが並んでいて、選ぶのに迷ってしまうほど。

その中でも、小ぶりな花があしらわれた可愛らしいクラトンを選びました。

値段はだいたい100バーツ前後が平均的ですが、このような豪華なものになると300~500バーツくらいのものもありました。

なかには思わず笑顔になってしまうような、ユニークなデザインのクラトンもあって、見ているだけでとても楽しいひとときでした!

こちらの素材は池のお魚が食べられるようなもので出来ています。

灯籠を水に流す瞬間

皆さんが集まる時間帯は夕方からで、夜になると特に公園内の池がロウソクの光でキラキラと輝き始めきれいでした。

周りを見渡すと、家族連れやカップル、友人同士で訪れた人々が、それぞれの願いを込めてクラトンを浮かべています。

私も「健康と幸せを」と願いながら、自分のクラトンをそっと池に浮かべました。

その瞬間、まるで自分の気持ちが水に溶け込むような、穏やかな感覚に包まれました。

心配していた人々でごった返すようなことはなく、それぞれマナーを持って行い、池の周りの混雑はなかったです。

タイの川や池の色は独特です。

夕方より夜の方がおすすめで、ナイトマジックともいうのでしょうか、その色をかき消してくれる効果もあると感じます…。

人々との交流

公園では、地元の人々と交流する機会もありました。

「初めてのロイクラトンなの?」と声をかけられ、観光客風の方やタイの家族と写真を撮影しあいながら楽しい時間を残すことができました。

タイの方々の信心深さや温かい笑顔に触れて、このお祭りがいかに人々をつなぐものかを実感しました。

クラトンを流し終わり公園を出ると通りは沢山の露店が出店しており、それらを楽しむ人々で溢れていました。

荷物を気にしながら楽しまれると良いと思います。

ロイクラトンとコムロイの違い

どちらもタイの伝統的な行事で灯りを使った美しい風習ですが、違いをご存じでしょうか?

調べてみました内容を記載します。

  • ロイクラトン
    バナナの葉や花で作られた灯籠(クラトン)を川や池に浮かべ、水の女神への感謝と願いを捧げる行事で、全国で広く行われ、主に水辺で楽しむイベント。
  • コムロイ
    熱気球のように空へ飛ばす灯篭で、主に北タイ(チェンマイなど)で行われる「イーペン祭り」の一部で、空に願いを込めて灯籠を放つことで厄除けや祈りを表現する。

簡単に言えば、ロイクラトンは水に灯りを流し、コムロイは空に灯りを放つお祭りです!

クリスマスの飾りつけはいつから?

バンコクの街がクリスマスムードに染まり始めるのは、だいたい11月10日前後が平均的なように感じます。

たとえば、11月5日に最新スポットの「ワンバンコク」を視察に行った際には、まだクリスマスツリーの姿は見当たりませんでした。

しかし、11月9日にアソーク駅近くのターミナル21で、今年初めてクリスマスツリーの飾りを発見!

その瞬間、バンコクにもいよいよクリスマスシーズンが到来したんだなと感じました。

ちなみに、街中のクリスマス飾りが片付けられるのは、翌年の1月中旬頃が一般的です。

こちらの写真は、プロンポン駅すぐそばのエムクオーティエに飾られていた巨大なクリスマスツリー。

エントランスを彩るこのツリーは、ショッピングの合間にもつい見とれてしまう華やかさでした!

今年のツリーはとりわけユニークに感じます。

バンコクでクリスマスムードを楽しみたい方は、ぜひ今回の情報を参考にしてみてください。

タイでは、近隣のアジア諸国と比べてもクリスマスの飾りつけが長く楽しめるのが大きな魅力だと感じています。

ちなみに、以前訪れたマレーシアでは、クリスマスが終わるとすぐに新年の飾りつけに切り替わる印象がありました。

その点、タイでは1月中旬までクリスマスムードを味わえるので、よりゆったりと楽しめる気がします。

こうした違いも面白いですよね!

まとめ

ベンジャシリ公園でのロイクラトンは、タイ文化をより深く知る素晴らしい体験でした。

灯籠を水に流すというシンプルな行為には、自然への感謝や、自分自身を見つめ直す時間が込められているように感じました。

もしも11月の満月の日にバンコクに滞在する予定がある方は、ぜひこの美しい伝統行事を体験してみてください。

バンコクの水辺に行けばどこでも開催しているようですし、きっと忘れられない思い出になるはずです。

実は私、大昔にビーチリゾートのプーケットでもロイクラトンを体験したことがあります。

その時は宿泊したホテルはガラディナーという特別な夕食となり、イベントの一環として、自分でクラトンを作り、髪の毛や爪を切って飾りの中に入れ、海へ流しました。(髪や爪は自分の分身とするようです)

さらに、ビーチからはランタンが空に舞い上がり、海には無数のクラトンのろうそくの灯りが揺れていて…その光景は本当に幻想的で、今でも心に残る感動的なひとときでした。

皆さんも、もしロイクラトンにまつわる思い出やエピソードがあれば、ぜひ教えてくださいね!

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