2月の下旬の乾季の時期にklook(クルック)のツアー会社を通じて、あの有名な観光地の「ダムヌン・サドゥアック水上マーケットとメークロン鉄道市場」に行ってきました!
klookでのツアー参加は初でしたし、会社としての歴史が少し短いこと、長時間のバスでの移動を心配していましたが、無用なほど楽しかったのでその体験談を記事にします。
バンコクの中心地から出発するこのツアーの合計所要時間の約8時間程度。
短いご旅行だと限られた時間の中でこれだけの時間を確保するのは難しいかもしれませんが、効率よくタイの有名どころが見れる、よく考えられているツアーですのでご検討されることをオススメします!
<オススメの理由>
集合場所が便利なバンコクの中心地の「アイアムパラゴン」であること。
ツアーの組み方が非常に効率的で、解散場所もあの「アイコンアイアム」なのでリバーサイドも堪能でき、一気に有名どころの観光ができるのです!こんなツアーはなかなかないと思います。
(時期によって、解散もサイアムパラゴンの時があるようです)
ぜひタイの旅程に組み込んでみてはどうでしょうか?
それでは詳しく説明していきます!
予約
ツアーの申し込みは出発の前日にklookのアプリから行いました。(値段は約5,800円)
前日だったので、予約後はすぐにセンターから予約確認の電話があり安心できました。
もう少し日程に余裕があると日本語のできるガイドさんの予約ができるようです。
日本語のガイドさんの場合だとお値段は異なり、上記にプラス2,000円ほど上がります。
ツアー時間の詳細
出発時間は3種類から選べましたが、一番早い7時発にしました。
一日を有効に使いたいこと、気温が上がってからの参加だと辛いかもしれないと感じたからです。
7:10 バス出発
500mlのお水の配布あり
8:20 途中、トイレ休憩(ガソリンスタンドで10分程度)
9:00 ダムヌンサドゥアック水上マーケットに到着
フレッシュココナッツプリンとバナナのおやつタイム
9:20 ロングテイルボートに乗船し、ダムヌンサドゥアック水上マーケットのツアー開始
9:50 ボート下船
その後、マーケット見学の自由時間
10:30 出発
11:00 メークロン鉄道市場に到着
通過する電車を待って撮影、マーケットの自由散策
13:00 バス出発
帰りのバスでは冷たいおしぼり、みかんの配布がありました。
トイレは希望に応じて何度でもドライブインに寄るので、遠慮なく言ってくださいと行きと同様にアナウンスがありました。
15:30 アイコンサイアムで解散
持ち物
【集合場所の受付時】
パスポートの番号が必要でした。(ツアーの保険を適用するためだそうです)
【水上マーケット】
ボートは気分爽快に走行し気持ちよいのですが、水しぶきがかかることあるので、経験からこれらをご用意されると良いと思います。
・サングラス(水しぶきや日差しから目を守る)
・マスク(顔に水しぶきがかからないようにする)
・帽子(頭に水しぶきがかからないようにする。頭上に幌はあるが日差し除けにもなる)
・タオルやハンカチ、テッシュ(トイレ用)
・虫に刺されやすい方は虫よけ
・船が弱い方は酔い止め
【鉄道市場】
とにかく暑いのでその対策と、水上マーケットで書いたものと同じで問題ないと思います。
集合から出発まで
集合場所はあのサイアムパラゴンのショッピングセンター前なので簡単でした!BTSサイアム駅で下車し、5番出口を出て階段を降り、左に行けばklookのシャツを着たガイドさんがいましたのですぐわかりました。
受付をし、7時から開放されるサイアムパラゴンのとあるトイレで用を済ませておきます。
行きのバス車中やガイドさんの様子
バスに乗り込むと、ガイドさんから500mlが配布されます。ここからツアーはスタート!
親切なガイドさんはタイ人の方でした。
参加者は中国人、韓国人、マレーシアなどのアジアの方でしょうか。
それからヨーロッパの方でした。
今回のガイドさんは英語と中国語が話せる方でしたが、このツアーに関しましては英語が少しわかれば何ら参加には問題がないと感じました。
とにかく参加すれば連れて行ってくれる楽しいツアーだからです。
ガイドさんはたくさんお話をしてくださり、タイ全般のこと、それから今回のツアーにまつわる楽しいお話を熱心に教えてくれました。
自分の話したことを自分でウケている、面白いトークが好きなガイドさんでした!
バスは空調が快適で寒すぎることは一切ありませんでした。
頭上に吹き出し口がありますが、閉じることもできました。
1時間ほどすると途中に塩田が有名な場所があり、海が近いのでそこから海水を運び、塩を盛んに作っている姿が眺められ、道路端では販売もしていました。
タイの豊かな農業はコメやサトウキビ、天然ゴムなどが有名ですが、もう一つあまり知られていないものに天日製塩による天然の塩があるそうです。塩が作られるのは、極端に雨が少なくなる例年11月ごろから乾季が終わることまでとのこと。
乾季の終わる4月末ごろまでが最盛期となりますが、雨季入りが遅れるとまれに7月末ごろまで生産地の沿岸は純白の天然塩で覆われるそうです。今なお当地に伝わる伝統産業とのこと。
途中、10分程度のトイレ休憩がありましたが、止まったドライブインに塩の販売所がありました。
ダムヌン・サドゥアック水上マーケット
バンコク中心部から西へ約80km、ラーチャブリー県で毎日開催されているダムヌンサドゥアック水上マーケットはバンコク周辺で有名な水上マーケットで、平日・休日を問わず朝7:00頃〜14:00頃までほとんどのお店が営業しているそうです。
現地到着から休憩シーンまで
バンコクからバスでの移動時間は約2時間ほどでした。
朝が早かったので皆さん爆睡モードの方も多く、あっという間だったと思います。
バスで到着後は1分ほど徒歩で移動し、船乗り場まで行きます。
ツアーの内容に記載のあった「ココナッツプリン」のおやつはツアー客のために用意された大きなテーブルで楽しめ、実際に出発する船の発着所を眺めながらいただきました。
バス移動で疲れた体をクールダウンできとても良かったです。
冷たいココナッツプリンは本当に美味しく、バンコクにいてもよく食べるのですが大好物です!
とても立派で美味しそうなバナナも一緒に提供されましたので、プリンの残り半分にはバナナをちぎってミックスして食べるとまた二度おいしかったですよ!
素敵なお姉さまが首に大蛇とリスざるを手に乗せて巡回に来てくれました。
希望があると一緒に有料で写真を撮影してくれるといった感じのそれでした。
恐るべしタイの風景、本当に好きです…。
時間はあまりないので見ることができませんでしたが、こちらの場所にあったお土産屋さんの品物はとても興味深いものでした。
展示が上手なのでずっと見ていたかったです。
トイレ情報
この付近にありますが、トイレに紙の用意はなく、あまりきれいでもありません。女性は3か4つほど個室があったと思います。
ロングテイルボートでいざ出発!
おやつを食べた場所のすぐ横からボートに乗ります。
1台のロングテイルボートには約5人前後の方が乗船する感じでした。
klookで参加する方はボートの上に幌のついたものに乗船するので、頭上が日差しで暑くなく快適でした。
チャオプライヤー川と同じ色の川!
でもロングテイルボートで風を切って進むのは、涼しくて気分爽快でした。
乗船時間はたっぷりと30分ほどあり、水上マーケットという日本にはない雰囲気を充分に楽しむことができました。
大きな揺れもなく、私は船酔いもなかったですが、弱い方は到着30分前に酔い止めを飲まれるか、おやつは持ち帰ると良いと思いました。
船に乗る際は、男性と女性の体重のバランスを考えて配置すると、安定した状態になります。
私たちは最初、片側に男性ばかりが座ってしまい、船のバランスが崩れていました。
そのため、途中で席替えをお願いされましたが、最初に船長さんから指示があれば良かったのにと思いました。
爽快に川を進んでいくと両サイドにお店が現れます。
気に入ったものがあればボートがゆっくりと止まってくださりますが、値段はやっぱりなかなか高い感じでした。
運転手もわかっているようで冷やかし半分でスルーして、雰囲気だけ楽しむ感じです。
様々なボートがありますが、klookのものが一番快適そうなのは間違いないです!
そしてここには実際に人々が住んでいる様子が見られます。
ガイドさんが川に泳いでいる住人の姿もみれますとおっしゃっていましたが、今回はそれを見ることはありませんでした。
ココナッツアイスはとても人気のようでした。60バーツですから約240円ですね。
これだけ食べるのをチャレンジしてみましたが、特にそのあとも元気でした。
ガイドさんがおっしゃっていたオススメできないお食事とは、こちらのことなんでしょうね。
せっかく来たのでお世話になりたいものですが、現地の方が言うので注意が必要ですね。
でも雰囲気はなんともタイらしい原風景が見れた気持ちになりました。
ボートから降りてマーケットを散策
市場は橋を挟んで、橋の手前のオールドマーケットと、比較的新しくできた橋の先にあるニューマーケットに分かれているそうです。
実際に行くとオールドマーケットは写真のように風情あるものでした。
ココナッツオイルとココナッツシュガーが販売されていました。
このお店はオールドタウンの一番手前に近い箇所にあり、他の商店より値段は倍以上高かったので、もう少し歩いてからのほうが良さそうです。
橋を渡って比較的新しいといわれるマーケットの方にも行きましたが、洋服やバッグの取り扱いなどがオールドマーケットより多くある印象です。
ここで売っているものはバンコクのものと大きく変わりはないので、少ない時間の中で慌てて探すよりも市場全体の雰囲気を楽しまれることをオススメしたいです。
両方の市場も川沿いに面しているので、とても良い雰囲気でした。
自分達が実際にボートに乗っているときに見た風景のところを歩いて散策する形になります。
売り子さんの一生懸命なストロングセールスには少しうんざりしますが、成立交渉すれば値段は高くはないと思いました。
メークロン鉄道市場
次は水上マーケットからバスで約30分ほど移動し、メークロン鉄道市場に到着しました。
メークロン鉄道市場はバンコクから南西に約70㎞のサムットソンクラーム県にある地元民向けの市場です。
その特徴は何といっても現役で使用中の鉄道の線路両脇に商店が並んでおり、買い物客は線路上を歩きながら、その場でお気に入りの商品を購入できることです。
現役で使用中の鉄道の線路であるため、当然のごとく電車が通過(4往復=1日8回通過)することです。
事前に電車の通過を知らせるアナウンスが流れると、各商店は線路にはみ出た日よけ傘を一斉にたたみ、商品の棚を最低限両脇に引いて列車の通過を待ちます。
そして電車が通過した後には、何事もなかったかのように、傘を開いて、棚を戻し営業を再開します。
この作業はとても手際よく行われます。日本では絶対にあり得ない光景に度肝を抜かれました!
ガイドさんから移動中のバスで以下のような注意事項の説明がありました。
バスで移動してきた停車場所から、実際の線路までは徒歩で1分ほど。到着するとよく動画でみるような世界が広がっていました!
しばらくすると電車がやってきて、カフェや商店はそれまで広げていた日よけ傘や品物を片付けだすのです!
そして皆さんカメラのスタンバイ!!
ガイドさんやカフェの方は観光客が線路に入り込まないようにロープなどを引いて注意を促します。
電車が通り過ぎた後はこんな風にもう線路に出て写真を撮影することが可能でした。
電車が通り過ぎると商店の皆さんは品物やひさしを開いて元に戻し、営業が再開されます!
この風景がなんといっても楽しく、皆さんよく手慣れたものでした!
実際に線路の上をそぞろ歩きするのは日本ではできない体験でした。
店舗は電車と並行して奥の方までお店があり、奥の方が生鮮食料品を多く取り合っていて私たちが行ったお昼ごろにはもう店じまいの片づけ中でした。
干物やお漬物や生モノがあるエリアの匂いは想像を絶します。
慣れた人にはよいのですが、初めての方は少しだけ覚悟をしてそれも楽しめる気持ちで挑んでくださいね!
こうして歩いていると、実際の終点の駅までたどり着きました。
線路の上を歩ける貴重なショッピング体験はこれにて終了!
集合場所である最初にスタートした線路の場所まで戻って移動することになります。
私たちはちょうどお腹も空いたので、駅の看板の横にあるタイ料理屋さんで軽いランチをサッと短時間で取りました。
オススメの店舗
鉄道市場でお土産にオススメしたい店舗があります。
駅方向から歩いて中ほどの左側にある「Tシャツ屋さん」なのですが、沢山、このように品物を掛けてあるのですぐわかると思いますが、とてもかわいらしい鉄道市場のイラストがプリントされているものが販売されています。
イラストを見るとストーリーが凝っていて、すみっコぐらしなどのかわいらしいテイストが好きな方にはたまらないと思います!
私はそのほっこりとする可愛さから、一目見て大ファンになってしまいました。
素材はコットン、値段は1枚250バーツでしたが、2枚買うと400バーツにおまけしてくれました!
また、横にスカーフがありますが、愛想のよいおばさまが広げて柄を見せてくれ、いつも良いセンスのものばかり置いているので、他の店舗でも同じようなものが沢山ありますが、買うならここの店舗がオススメですよ!
値段は100バーツ!この値段は安いと思います。
記念に写真をお願いしましたが、愛想のよい店主のおじさまが買ったTシャツを持って応じてくださいました!
とてもよい記念となりました!
トイレ情報
トイレは有料でありますが、あまりきれいとは言えません。紙の用意もありませんでした。
駅の看板の奥にカフェがありそこを使うと比較的きれいなトイレの案内があります。(カフェ内にはないので別の場所を案内される)
帰りのバスの様子
帰りのバスでは冷凍されたおしぼりと、タイのミカンを提供してくれ、とてもよいリフレッシュになりました。
私はこのタイのミカンが大好きです。
このミカンは見た目は良くないのですが、皮が向きやすくとてもジューシーで甘いからです。
ジュースにされることも多いですが、シーズン問わず購入できるのでぜひ試してみてくださいね。
帰りのバスは朝が早かったので皆さん爆睡していました。
ガイドさんはまたここでジョーク!
自国に帰ったらもうお昼寝なんて忙しくてできないだろうから、ど~うぞお眠りくださいと、また自分で言って笑っていました!
この日はタイが3連休明けの日で帰りは渋滞が予想されるということでしたが、2時間半ほどでバンコクに帰ってこれた印象です。
解散はアイコンアイアム
冒頭でも書きましたが、このツアーで本当に良いと思ったのは、解散場所がアイコンサイアムであることです!
観光客のことを本当によく考えられているものだとつくづく感じました。
最後にアイコンサイアムでこんな景色を見て帰るのはどうでしょうか?
上層階にある『NAPALAI TERRACE』まで行くと、タイ最大級のスターバックスがあり、そこにあるテラスから見る景色がThe Thaiそのもので、とても素晴らしいのです。
左にプールのある建物はマンダリンオリエンタルのレジデンスで、対岸にある羽を広げたようなホテルはロイヤルオーキッド シェラトンホテル&タワーズです。
真ん中に見える10階建てほどの白い建物は、あのかの有名な約150年の歴史を誇る、『マンダリンオリエンタルホテル』です。
世界中の旅行者が憧れる5ツ星のラグジュアリーホテルは、他では真似のできない洗練された雰囲気と優雅な環境で本当に素晴らしいです。
ここのスパも素晴らしいものがあります。
まとめ
本当によくプランされたツアーで、全てが楽しい体験でした。
このツアーに参加すればタイがより深く知れ、最後は中心部から少し行きにくいアイコンサイアムまでバスに乗っていれば連れて行ってくれますのでそれがよりお得感があると思いました。
ツアーの中で特に印象に残った、ガイドさんのココナッツのお話を最後に少しします!
最近ではハイブリットのヤシの木が多く育てられるようになってきています。その理由は、ヤシの木は背が高いのでココナッツを収穫する際にこれまではサルが用いられてきてきました。ですが近年では動物愛護の観点から当然望ましくないため、それがやっとなくなりつつある方向に動いてきました。
ハイブリットのココナッツツリーは木の高さが5メートル程度なので、これまでより簡単に人間が収穫をすることが可能となっています。
以前に小売業界最大手のウォルマートが、サルの虐待疑惑があるココナッツミルクブランド「Chaokoh(チャオコー)」との取引をを中止するニュースなどがあり、知ってはいました。
私はタイ料理を作るのが好きで、チャオコーをよくカルディーで購入して使っていました。
ツアーで訪れた場所のフルーツはバンコクで食べるものよりも断然美味しいと評判で、豊かな自然と水がその美味しさの源だとガイドさんが言っていました。
そして、この場所には多くの背の低いココナッツツリーが栽培されていて、その変化がよくわかりました。
こんなに背の低いココナッツツリーでも立派なココナッツがついていました。
楽しいツアーのお話はこれでおしまいです!
【追記2024.8】
実はこのツアーに合計3回、参加しましたが、記事にしたときのツアーガイドさんがピカイチに良かったです。
このような説明を細かにしてくれるガイドさんは過去におらず、本当に勉強になりました。
記事はその時の物でバスの中でのみかんやおしぼりのサービスはガイドさんによって異なるようなので、どうぞご承知おきください。
また、バスの大きさも参加人数によって異なり、ある日に参加した際は4人しか参加者がおらず、まるでプライベートツアーのようでしたが、記事に書いたようなガイドが一切ない、イマイチだった経験があります。
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